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川嶋勝重vsクリスチャン・ミハレス
川嶋選手・・・負けてしもうたか。

一応中継は観てました。しかし、ミハレスは強かった。
何がスゴいってディフェンスだ。川嶋の攻撃がことごとくかわされていた。そして、右利きのサウスポーでボクサーファイターという、とことん性質の悪いボクサーだった。
右利きのサウスポーの利点は利き腕で速射砲が撃てるってこと。本来、利き手はストレート用の大砲だからね。それをジャブとしてしようしてくるだけでもやりづらいし手ごわいし。

うーん、でもやっぱりディフェンスすごかった。反射神経と動体視力だけで、超ショートレンジのジャブをかわしきったミハレス。終盤に川嶋と互角に打ち合っただけではなく、手数では絶対に譲らなかった。

判定は1-2のスプリットデジション。
恐らくそのうちの1は2R2分30秒ぐらいに奪ったダウンと後半から終盤にかけての力強いパンチを評価してくれたのかなと。
川嶋の執拗なボディーがミハレスの足を止めたのは4Rぐらいから。ショートレンジからの打ち合いにミハレス陣営は冷や汗を流していた。

いい試合、だったな。勿論、川嶋が負けた事は凄く悔しい。結果として川嶋は現役引退してしまったわけだから。
でも、それを差っぴいても申し分ないほどにミハレスは強い戦士だった。
そして、これがボクシングなんだ。

川嶋のフックがミハレスの肩口に傷を残していた。
きっとそこに、川嶋の進んできた道のいくつかが刻み込まれているのだと、思ってしまった。




久しぶりに、心の奥に何かが沈殿するボクシングを見た。
by akathuki0118 | 2006-09-19 00:35 | その他雑文
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ただひたすらに小橋さんの快復を希(こいねが)う。

by akathuki0118