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10/9 KAIENTAI-DOJO"Club-K Super -joke-"後楽園ホールPART2
ここでリングの調整をするとのことで休憩。
火野のサイン会が行われているようで、飲み物を買いに行ったBさんが巻き添えを食らったらしいですよ。


リング上では梶くんがリング調整に励んでいる。前に観た時は矢郷さんとのシングルだったんだよなぁ・・・・・・
早く強くなって欲しいね。


それにしても、火野と稲松の試合はアネゴにつきました。
本当に。

実は火野も稲松もアネゴには頭が上がらないんじゃないか?
なーんて思ってしまったよ。
でも、あの涙には誰だって勝てないよね。
兄弟喧嘩もほどほどに!



セミファイナル
×KAZMA・筑前りょう太vs○TAKAみちのく・十嶋くにお
(19分52秒:ジャストフェースロック2006)
誰の入場も格好いいという試合。でもTAKAさんのスキットは格好よすぎだよねぇ。十嶋は入場時の番傘をふわりと手放すところが格好いい。勤王党はKAZMAのテーマで入場。羽織りが格好いいねぇ。てか、4人中3人が羽織り(十嶋は白だけど)を着ているという不思議な構図。TAKAさんはタオルを客席に投げる。お、いつもは絶対にファンにあげないのにね。
そして4人が相対するとTAKAさんが一番小さいことに気づく。そか。GETの大型選手はセミに密集してんだよな。うーん、勝敗予想が難しい試合だ。
試合開始前から先発を争う両陣営。しかし、KAZMAと十嶋がほぼ同時に突進し筑前とTAKAさんはやむなく外に出る。二人の逆水平、音がスゴい。渇いた音とかじゃなくて、ビシーンと芯に来るような音。KAZMAがショートタックルでコーナーに押し込むと十嶋にタッチしたTAKAさんが試合の権利を強奪。渋々外に出た十嶋。TAKAさんとKAZMAは逆水平合戦。しかし、これが明らかにKAZMAの音の方が凄みがある。どっちも痛そうなんだけど・・・
スルスルとTAKAさんの腕がKAZMAに絡みつきジャストフェースロックの体勢に。これは筑前がカット。その筑前をボディスラムで投げてTAKAさんが十嶋とタッチ。しかし、いつまでもやられている勤王党ではございません。KAZMAと筑前がテンポ良くタッチワークを交わしていき、十嶋を追い詰める。筑前のタックルはすごくいい!前から思ってたけど、筑前さんいいよねぇ。
再びKAZMAに権利が移るとダブルインパクトで十嶋を叩きつけるとすかさずKAZROCKで締め上げる。コーナーではTAKAさんがそわそわ。ロープに逃げ切った十嶋がKAZMAにドロップキック。ようやくTAKAさんにタッチできた。
この辺から乱戦。互いが互いの存在を誇示するための逆水平合戦。それはどこか、獣の咆哮に似た打ち合い。TAKAさんと筑前が吼えている。
続いてはKAZMAがTAKAさんと逆水平。これまた音が凄い。TAKAさんが逆水平連打でコーナーに押し込むとスーパーKをばっちし入れる。十嶋が入ってきて串刺しのビッグブーツ。この辺からKAZMAが捕まる展開に。十嶋のボディスラムでリングが揺れる。
しかし十嶋をぐっ、と捕まえてKAZMAが急角度バックドロップで投げ捨てる。会場が大盛り上がり。ようやく筑前にタッチするとバックドロップで投げ飛ばす。しかし、カバーに行くがキックアウト。立ち上がった十嶋はドロップキックで筑前を場外に飛ばす。そして息もつかせずトペコン!リングにTAKAさんが入ってきてコーナーに登った。筑前と十嶋が立ち上がったタイミングを宇宙人ケブラーダ!!そして、再びリングに戻って今度は宇宙人プランチャで、駆け寄ったKAZMAもろとも撃退。リングに戻ると試合の権利はKAZMAとTAKAさんに。スーパーKで追い込むも、これはキックアウト。立ち上がったKAZMAが至近距離からのアックスボンバーを食らわせれば負けじとTAKAさんがみちドラ2で叩きつける。筑前は十嶋に捕まり、TAKAさんはジャストフェースロックに捕らえた。必死にロープへ逃げようとするKAZMAだったが、そのまま2006バージョンに移行。筑前は十嶋を振り切れず・・・腰が原因で欠場し、復帰して2ヶ月程度のKAZMAはここで無念のタップアウト。熱かった。
誰が勝つのか分からない戦い。TAKAさんと存在でもパワーでも負けていない3人。
この試合、通路から火野が見ていた。


メインイベント~CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合~
○真霜拳號(挑戦者)vs×J.O.E"ザ・ハンサム"JOE
(28分18秒:垂直落下ブレーンバスター)
この試合を見たくてチケット買ったぐらい楽しみなカード。でも見るまでも見ている最中もハラハラしっぱなしだった。こんなにも緊張するタイトルマッチは久しぶりだ。入場してきた真霜は震え上がるような雰囲気を漂わせ入場。これがまた、格好いいんだ。テーマ曲もテンションを上げるというか・・・はい、大好きです。
JOEはXの前口上なし。最近はずっとこうなのかな?ふむ、違っていたら、やはりそれだけ真霜戦に対する意気込みは違うって事にしておきます。でもジョーもいい選手だよね。リングの周りをぐるりと歩くジョーを、コーナートップに座った真霜が睨みつける。そして、青コーナーの真霜がいる位置まで歩いたらそのまま引き返すジョー。なんだかゾワっとした。このやり取りだけで。そして296氏にベルトがわたりゴングが鳴る。
キー・・・ンと、した空気の張り詰める音が聞こえてくるほどの緊張感がリングを中心に会場全体へ広がっていく。この2人が向かい合うだけで生まれる緊張感。リングをぐるり。握手をした・・・のかな?とにかく一分近いにらみ合いはロックアップで途切れる。真霜が二度ジョーをロープに押しやるが、どちらも暫しの間を持たせつつもクリーンブレイク。そしてリング中央で手四つの体勢に。互いに優位を得るために手探りが続く。この間、足を動かしポジションを探る真霜。どっしりと構えるジョー。なんだか、「あ、こんなところにも互いのプロレス感がにじみ出ているな」と不意に思ってしまった。力比べは互角。ロープを使ってのタックル合戦はジョーが競り勝つ。北側に向かってハンサムポーズを決めていたジョーに起き上がった真霜が蹴りをぶち込む。ブーイングが起こるも、今までと比べると遥かに少ない。今までのハンサム現象ではあり得なかったこと。
試合を振り返れば、作ったのも支配していたのもほとんどが真霜だった気がする。見ている最中はそれどころではなかったけど。
真霜がアームドラッグで絞り始める。ジョーも切り抜けようとするがスルリと再び絞り上げられる。これがまた、上手い。KAIENTAI-DOJOの選手殆どに言えることだが、グラウンドテクニックと関節技が本当に上手い。旭しかり、大石しかり、そして真霜も。長い長い腕攻め。しかし退屈な時間は皆無。ジョーも途中途中でやりかえして打開するんだけど、最終的には真霜が腕を痛めつけている。これは雪崩式ブレーンバスターの攻略法!
脇固め、無道など腕から肩を痛めつけるのにこんなバリエーションがあるのか、と驚かされた。そして腕へ真剣。ジョーのポンプキックが決ると今度はジョーの番。ハンサムロックで捕らえるが力で振り切られる。ダブルアームスープレックスで投げ飛ばし、ボディスラムで叩きつける。会場からはハンサムや真霜への声援が飛ぶ(隣にいた女の人がずーっと「ケンゴー!」って叫んでたのはアレだったけど。耳が痛くなるぐらい凄かった)。
そしてアームブリーカーで再び痛めつけ、ポンプキックをかわしての真剣。今度は負けじとポンプキックをやり返すジョー。これは直撃し真霜が倒れる。しかしハンサムエルボーは交わされる。エプロンサイドに逃れた真霜をハンサムロックで捕らえると、なんとトップロープをこえてリング内に引きずり込んだ。今度は力で解けずロープエスケープ。
北東の通路からニュースタが、南西には柏組が、そして南東からは房総ヒーローズが試合の成り行きを見届けようと集まっている。それぞれの表情が、複雑な感情に揺らいでいる。
ジョーは真霜の真剣を防いでいた。そしてポンプキックで真霜を追い込む。そして真霜を処刑台・・・コーナーのトップに設置すると狙うは雪崩式ブレーンバスター!
ダメだ!切り返せ!と心の中の叫びが口から飛び出すぐらい必死になってる自分がいた。喰らっちゃダメだ!切り返せと。
そして、真霜は本当に切り替えした。一人落下したジョーが起き上がるのを見計らってローキックの連打。真剣も交えていく。グロッキーのジョーを持ち上げ、咆哮を上げながらの垂直落下ブレーンバスター!!!
1、2、3・・・確かにレフェリーがマットを3つ叩いた。叩いたんだ!!ベルトが移動した。真霜が勝った!!!そらもう、Bさんひっ捕まえて「やったー!!」って叫ぶぐらい喜んださ。
真霜なら、勝ってくれると信じていた。そして、目の前でそれを実行してくれた。ヤスやXが愕然としている。
介抱され、ジョーがリングを去る。ニュースタとすれ違った。296サンからベルトを受け取り肩にかけ、マイクをとるとジョーが去った方を向いて「"ハンサム"JOE、帰っちまったみてぇだけど、やっぱりオメェは凄い奴だったよ。今日は勝ったけどな、まだお前との闘いは終わりじゃない。お前の持ってるタッグのベルトを獲りに行くからよ」と宣言。立ち上がると「これで文句ねぇだろ!俺が、KAIENTAI-DOJOのトップだ!!誰でもいいぞ。かかってこい!」と吼えた。
これに真っ先に反応したのがスーパー。続いて火野。後を続く形でアネゴと稲松が登場。そして、勢い良く登場してきた房総ヒーローズ。でも雷斗がエプロンサイドに登ったところ足が滑って転びかける。コレには笑ってしまった。いい意味で和んだよ。
最後は柏組が登場。鉄平ちゃんがマイクを握ると「タッグのベルトを狙うなら、是非ともキングKをパートナーに!」と薦めるが「なんだ、挑戦しないのか?」と真霜は不服そう。しないと分かった途端に「お前ら帰っていいぞ」とあしらってしまった。火野がマイクをとると「あんまり調子にのんなや。ニュースタの誰かが挑戦するからな」と宣言。これには顔をニヤリとさせ「めんどくせぇからよぉ。来週からお前ら順番に相手してやるよ。中途半端な気持ちで来るな。俺がぶっ潰してやるからよぉ!」と宣言。これで綺麗に締まった!と思ったら房総ヒーローズが「共闘しようよ」と真霜に擦り寄る。これには呆れた真霜。帰れ、と手でジェスチャーするとそのまま退場していきましたとさ。


良い大会でした。基本的にテンポ良く試合は進み、長い試合はメインとセミだけ。でもあんまり長さを感じないんだよね。アナウンスで時間を聞いて初めて「あ、そんなにやってるんだ」って思うぐらい。
セミセミまではかなりお笑い色が強い試合も多かったけど、ちゃんとテーマがあって流れが繋がってるからね。面白いんだ。これがまた。
鉄平ちゃんの尻人技も控えめだったのは幸いだったかなぁ。ニラちゃんは哀愁っぷりが凄まじい。
旭はもうちょっと見ていたかったな。
セミは凄すぎ。ある意味でKAIENTAI-DOJOを見るときの定規っていうのがTAKAさんなんだよね。で、他の選手が遜色ないどころか感情移入できてしっかりと存在感を放っている。
KAZMAがGPWAの興行に名乗りを上げたけど、出ても全然いけるよ。むしろ潮﨑から3カウント奪っちゃえ!ぐらいの勢いですよ。

ふぃー、満足度100%かな。面白かった。楽しかった。
by akathuki0118 | 2006-10-11 03:14 | 観戦記
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ただひたすらに小橋さんの快復を希(こいねが)う。

by akathuki0118